ローン完済したので所有者をローン会社から自分に変更したいのですが、そのときも車庫証明証は必要ですか?
一般的に所有権解除と呼ばれる手続きです。
車の購入時にローンで支払いをしたときには、
車検証上の所有者欄にローン会社や販売店などが記載された
「所有権留保」という状態になります。
この所有権留保の状態だと、所有者がその車の権限を制限することができるため
ローンが完済されないのに別の人へ売却したり、
廃車したりすることができないようになります。
一方、ローンが完済した場合には、
車の使用者は「所有権解除」の手続きを済ませることで
その車を売却したり、廃車したりすることができるようになります。
その所有権解除の手続きですが、
一般的には、使用者から販売店へ所有権解除の申出をしなければならず、
ローン完済したらかといって販売店側から手続きを進めることはあまりないようです。
所有権解除の手続き
①所有権解除の書類をまずローン会社や、販売店から調達
一般的に、以下のような書類が必要となります。
※各販売店で書類は異なるので、詳細は販売店などにお問合せください。
(1)所有権解除書類の交付を依頼する書面
(2)自動車検査証
(3)車検証上の使用者の印鑑証明書
(4)お支払いの完了を証明できる書類
(5)その他住民票など
上記書類などを販売店など指定の窓口へ申請し
所有権解除の書類
(1)印鑑証明書
(2)譲渡証明書
(3)委任状
(4)ほか謄本など
を交付してもらいます。
②運輸支局へ所有権解除(移転登録)の手続きへ
①で発行してもらったの所有権解除の書類、新しい名義人の書類を揃えて管轄の運輸支局へ手続きに行きます。
通常の所有権解除では、現在車検証上の使用者が新所有者へと変更になるため
新所有者の書類は
(1)印鑑証明書
(2)委任状
で大丈夫ですが、お車購入の際から引越しや婚姻などで氏名に変更がある場合には
その他添付書類として
(3)住民票
(4)戸籍謄本などを添付する必要があります。
また、住所変更された際には、車の使用の本拠の位置が変更されるのが通常なので
(5)車庫証明も必要となります。
まとめ
所有権解除時には
車検証上の記載の使用の本拠の位置が変更にも変更があるときには
車庫証明書を新しく取り直す必要があります。